WordPress5.8がやってくる

WordPress1.5.xくらいからWordpressとの付き合いが始まり、- 現在Wordpress5.7.2。

これまでバージョンが変わるたびに少しずつやることが変化したり、使えなくなったものを修正したりしながら進んできた。

WordPressが5になる時に「ブロックエディタ」の登場について、薄々これを解読して取り込んでいく必要性はずーっと頭にあったけど、目の前の作業をこなすことだけで時は過ぎ行き・・・・

「Wordpress5.8」
近い未来にはエディタは完全ブロックエディタ主体となっていくのも分かっている。

これまでも古いテーマを最新のWordpressのバージョンで動くように構築し直したりも沢山してきた。
が、ちょっと今回はそれだけではすまない次元へ突入するなぁ・・・・と。

これまでは孤独にWordpressと向き合ってもくもく作業してるというスタイルだった。

WordPress管理画面のダッシュボードでよく見かける「Wordpressイベントとニュース」の内容も、興味はありつつ参加する機会も無かった。

数ヶ月前に、Clubhouseで「WordPress 共同創始者にガチ質問」という配信があったので聞いてみた。その中でWordpressがどのように変化していくかという話を聞いた。

どういう方向へ向いているのかを感じていることもあり、Wordpressのグループやコミュニティへ参加してみようと、今年(2021/06/20-26)に開催されるWordCamp Japanへ参加することにした。

それに先駆け、Tokyo WordPress Meetupにも参加。

Zoomにてのオンラインセッションにいくつか参加させてもらい、有意義な時間を過ごさせてもらった。

今のトピックはタイトルにも出したが「Wordpress5.8」になったら。
ということが主流であり、自分が知りたいことや今後どのような準備が必要なのかも明確になった。

Wprdpress5.8または5.9でIE11サポートの終了


これは・・やっとその時が来たのかなという感想でした。
管理画面でも動作確認の為にIEでログインすると、真っ赤なバックグラウンドで大きく警告が表示されていた。

サポート終了しますよというアナウンスや、いろんなサービスがサポートを終了していたとしても、クライアントがIEで見ていてこれがちゃんと表示されない!!と言われた時は、一旦はどうにかなるか試みたりすることも多かった。(心の中で何度、いっそIEはもう対象外にしてほしい!!と願っただろうかw)

本音・・呪いに近いものがあったと思う・・・・・・
(はるか昔にもNetscapeだけ表示崩れる問題とも戦っていたな、、とふいに思い出す。)

ありがとう。そしてさよなら・・・・お疲れ様でしたIE。

WordPress to Drop Support for IE11 in Upcoming 5.8 or 5.9 Release

WordPress、バージョン5.8または5.9でIE11サポートを終了する方針


フルサイト編集!? (Full Site Editing/FSE)とtheme.json


どんなものになるのかは今いろんな所で話題になっている内容でありますが、
かなりざっくりした表現でいくと、テーマやウィジット、テーマテンプレートなどもブロックエディタで編集出来るようになるということのようですが、基本的なテーマ作成のテンプレート階層などは今まで通りのようでありますが、ブロックエディタでユーザーが好きなように編集出来るようにするためにはカスタムテーマなどの場合はその機能が連携出来るようにしかけが必要になってくるんですね。

これまでヘッダーメニューやロゴなウィジットなどで編集する時に、設定・保存してから反映が確認するという流れで実際に保存した後に「あれ?反映されてない」「あ、違う場所さわっていた!」などということもあったかと思われますが、今どこを編集しているのかリアルタイムに分かりやすくなったなど(まだ5.8ベータ版を触り始めたところなので詳しく説明出来ないのですが)ユーザーが変更できる自由度がかなり高くなるイメージです。

フルサイト編集機能が気になる方へ

https://developer.wordpress.org/block-editor/handbook/full-site-editing/

https://developer.wordpress.org/block-editor/how-to-guides/themes/theme-json/

ロードマップ

サイト編集のマイルストーン

これからのWordpressサイト


まず、今後はブロックエディタ主体となることは決まっているということ。
私は普段はパートナー企業と提携してWordpressサイトの構築に関わっている。

これまでにWordpressで制作されたサイトも数え切れないくらい存在しているし、
当たり前の話だが、納品後の運用はクライアント側が普段は行っている。

基本的にクライアントは「Classic Editor」に馴染んでいる、というよりは長年そのスタイルで運用しているところも多いであろう。

ここは自身的にはずっともやもやポイントではあった。
「Classic Editor」のサポートが終了するということは既に知っているからである。
(以前は2021年12月31日で終了と告知されていましたが、実際は上記の用に長年Classic Editorを使用しているサイトも圧倒的に多いことから2022年以降も使用し続けることが出来るような動きが出てきているので完全に使えなくなる。ということではないようだ。)

Disable Gutenberg

Classic Editorを使い続ける人たち立ち上げたプロジェクト-ClassicPress

長年Classic Editorを使用しており、変更が難しいような場合は上記の方法などで対応が可能であろう。(完全に使えなくなることではないが、とはいえいつまで使用し続けれるのかは未確定でもある。)

新しく、新規で制作する場合はブロックエディターありきで考える必要がある。

作成する時に、どちらの構造を主体に構築するかの柔軟性が必要になってくるんだなということを頭に置いておく必要がある。

ブロックエディター対応のテーマについても本格的に始めなきゃなと思いつつ日々の作業に追われていたんだけど、やっぱりちゃんと組み込めるようにしていく必要があるか。

Classic Editorに馴染みはあるけど、Wordpressのバージョンを5.8にあげてブロックエディタで運用出来るようにしてほしいという依頼も未来には起こってくることもあるだろう。

正直、理解できたら便利ではあるが、何をどうしたらそうなるのか。という事がこれまでのエディターに慣れている人に対してのレクチャーやサポートは必須項目になる予感もしてくる。


 

と、まあ結局まだまだ全容が見えていないうちにあれこれ言っても憶測の範囲だ。

PCの普及がまだ少なく、ホームページは別に必要ない〜という時代から、モバイルサイトでいろんな事が出来るようになってきて、モバイルサイトをchtmlなどで構築したりした時代もあり、
モバイルでサイトを見たり出来るようになってからWebを使ってのビジネススタイルも大きく変化してきた。
ガラケーからスマホユーザーへ移り変わり増えていき、Web制作の現場ではあの頃はPC用、スマホ用、ガラケー用と最大3つずつコンテンツページがあったりしたが、レスポンシブが当たり前になり現在の主流となった。
業種にもよるが、スマホのほうが閲覧数が増加しているサイトがこの数年で一気に増えた。

ただ、サイトを閲覧するだけの時代から、様々な用途に使うツールへと変化。

今後は更にWebありきというよりWebサイトというプラットフォームがあってそこから様々なサービスと連携されているのが当たり前になる。

WordPressもかなり進化した。
最初はブログが構築できるオープンソースだという位置づけであった。
PCでの閲覧がほとんどだった時からガラケーでモバイルサイトが見れるようになった時は、
モバイル端末から投稿が行えるようになったし、ガラケー用のスキンなどもあった。
Wordpressはブログ、グループのコミュニティ系ならXoopsやフォーラム系ならphpBB、ECサイトを作成するならosCommerceという感じだった。
(余談でありますが、一旦osCommerceのバージョンアップは終了したと記憶していたが、久々にぐぐってみたらなんと!?v4リリースすると!?ちょっと久しぶりにまた触ってみたい欲が・・・
カード決済や代引き決済をosCommerceのモジュールで出来たり機能はかなり沢山ありました。私がメインで使用していたのは2005年〜随分と前ですね。ローカルマシンでのWebサーバー運用をやめてレンタルサーバーへ変更する際にサーバーにインストール出来なくて他の選択肢を探すしかなくなったんだった。)

osCommerce

osCommerce公式サイト

実際に自身も自分で作ったアクセサリーをosCommerceでショップを作成して販売、オーナーブログをwordpressで書く-という運用をしていた時代もあった。

今ではWordpress一つでECサイトも構築できるようになったし、Wordpressをどういうサイトとして、どのような機能と連携させたいか。で様々な事が出来るようになっていく様子を実際に見てきたのでこれから先もなくてはならないものでいるだろうと感じている。

今回のWordpress5.8以降の考え方は、コードは書けないけど好きなように外観をデザインすることが出来るようになっていくことに重点を置いての事だと感じた。
今はまだその操作感になれるまで若干苦労するかもしれないが、これがデフォルトの感覚として浸透した頃には・・・と考えるとなかなか面白いんじゃないだろうか。

 

いつの時も、新しく始まったことが未来にどう影響するかは全く予想できないものだ。

私自身も、最初にWebサーバーを立ち上げるためにmac os X serverを導入し、固定IPを取得してWebサーバー・メールサーバー・SSLサーバーなど作ってブログ運営をするのにあたり、当初はCGI+Flashでコンテンツを作成したくてMovable Typeをインストールしようとしていた。

しかし、X serverにどうやってもインストール出来ないということで泣く泣く断念し、代わりに見つけたのがWordpressとの出会いだった。

その時の出来事で現在に至るわけだけど、こんな未来になることは想像も出来なかった。

 

WordPress5.8-5.9と今年かけてバージョンアップして、Wordpress6へまた進化するだろうけど、
これまでの歴史をふまえてこれからの未来が楽しみである。